ロゴマーク 神戸・住吉/茶屋区だんじり
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住吉の地車は「神戸型」と呼ばれる型で、大阪方面の地車は「上だんじり」「下だんじり」と呼ばれる型がほとんどです。有名な岸和田の地車は「下だんじり」と呼ばれています。神戸型は大屋根(男屋根)と小屋根(女屋根)の段差が小さく、だんじり本体のまわりを担い棒や張采棒で組んだ棒鼻といわれる丸太がついています。
また、コマ(車輪)は大阪型の「内ゴマ」に対し、本体の外側に付いている「外ゴマ」となっており、装飾に関しても「二枚幕だんじり」と呼ばれ、だんじりの側面に夫婦龍や合戦物などの金糸・銀糸をふんだんに使った、豪華な飾り幕やぼんぼりが付けられます。
 
 
だんじり一台には、大人子どもを合わせて約200人前後が力を合わせて運行します。下記に紹介する役割以外にも、まかない係や子ども係など裏方の役割も多くありますが、ここではだんじりに直接携わる役務を紹介します。
■四 役
総責任者(帳頭)
その名のとおり、だんじりに関する全ての決定権を持つ最高責任者。総責任者はだんじりの前に座し、総責任者の指示によって運行される。
副責任者(副帳頭)
総責任者の補佐役で、次に決定権を持つ。
会 計
だんじり運行に関わる金銭管理をおこなう。
書 記
まつりに関することを記録や調整を行う事務長的役割。
五 役
だんじりの前後左右各責任者と屋根責任者。総責任者の指示のもとに運行を行い、各持場の安全確保を行う。
世話人
祭りの熟練者で、祭りに関するサポートや助言など全体の世話を行う。主に総責任者を経験した者。
若 中
中学生以上のまつりに参加する者すべてを指す。
地区指揮者
だんじり進行路の安全確保と誘導を行う。
小 若
中学生以下の参加者。だんじり曳行中に前の綱を引く子どもたちを指す。
 
だんじりの鳴り物(だんじり囃子)は、太鼓・半鐘・二丁鐘の三種類の楽器で奏でられます。地区によっては小太鼓を入れた四種類の楽器で奏でています。だんじりの動きは鳴り物のたたきかたで決まります。鳴り物に合わせ若中が一斉に力を合わせ、だんじりを押したり持ち上げたり走ったりと、まさに心臓部と言うべき部分です。
このだんじり囃子を奏でるのは鳴り物方といい、この鳴り物方の息が合わなければ若中の息も合わず、上手くだんじりが動きません。鳴り物は各地区によってたたき方や早さが違います。
ソーラ
だんじりを動かす準備や合図にたたきます。
道中囃子
だんじりが、ゆっくりと前進する際にたたきます。
曲がり太鼓
だんじりが、辻を曲がる際にたたきます。
飛ばせ・戻せ
だんじりが駆け足で、前進/後退をする際にたたきます。
しゃんとせ/宮入
道中でご祝儀を頂いたときや、他地区のだんじりと出会ったときの挨拶、宮入時の拝殿への参拝時に、だんじりの前を三回上げる際にたたきます。また、だんじりが練る際にもたたきます。
 ←茶屋地区鳴り物
 

だんじりの屋根に飾られている提灯の文字は、地区の名前です。しかし現在の神戸市東灘区や須磨区といった区の名前ではありません。昔の住吉村はその行政単位として区制を採用しており、昭和25年の神戸市との合併までは実際に山田区・空区・呉田区といった単位で色々な仕事が処理されていました。

区は全部で九つあり、
 ・西  □  区 : 住吉駅の西のあたり(住吉本町2丁目の一部)
 ・茶  屋  区 : 住吉駅の南西のあたり (住吉宮町5丁目の一部、6・7丁目)
 ・吉  田  区 : 住吉駅の南東のあたり(住吉本町1丁目、住吉東町1・3・4・5丁目、住吉宮町3・4丁目)
 ・空  □  区 : 住吉駅北 (住吉本町1・2・3丁目の一部、住吉山手1丁目)
 ・山  田  区 : 阪急より北 (住吉山手2〜9丁目、住吉本町3丁目の一部、鴨子ヶ原1・2丁目、3丁目の一部)
 ・住 之 江 区 : 阪神住吉駅の北のあたり (住吉宮町1・2丁目、住吉東町3丁目の一部)
 ・呉  田  区 : 阪神住吉駅の南のあたり (住吉南町1〜5丁目、住吉宮町5丁目1〜8)

そして、それらの七区がだんじりを所有しています。上の順番が祭礼の時の宮入の順番でもあります。

あとの二区は、
 ・観 音 林 区 : 阪急の住吉川鉄橋のあたり (住吉本町3丁目の一部、住吉山手1・3丁目の一部)
 ・反 高 林 区 : 住吉川に沿った2号線の南あたり (住吉東町1・2丁目の一部) です。

大正5年3月に住吉村では従来の西之町、茶屋之町と言っていたのを西区、茶屋区と改めました。現在でも町内会の組織はこの区政に従って運営されています。

 
なぜ本住吉神社に本山地区のだんじりが宮入をしているのか?、と思われる方もいるでしょう。
古代から明治維新直後まで、この辺りは「兎原郡山路庄」と呼ばれてきました。本住吉神社は山路庄七箇村(住吉・野寄・岡本・西青木・横屋・田中・魚崎)の総社として祀られておりましたが、明治から昭和初期にかけて横屋・田中・魚崎の三地区が氏子別れし、各地でお祭りをするようになりました。野寄地区・岡本地区・西青木地区は現在も本住吉神社の氏子で、野寄地区・岡本地区・西青木地区と旧氏子の横屋地区の四地区が、5日(本宮)の昼間に本住吉神社に宮入を行なっています。
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